抽象的な表現は製作する上でトラブルになります。

昨日の商談から・・・

お客様から塗り色について〝〇〇みたいな・・・〟というような

ご指示をいただきました。

〇〇みたいな・・・という表現は、

仕上がりにおいてイメージと違う!というような

トラブルになる可能性が高い為、

以前に塗り上げた漆塗の商品を塗り色サンプルとして

お見せさせて頂きご確認頂く事でご了解を頂きました。

 

黒漆であれば艶の有る無しの相違ぐらいで

それほど大きな問題にはならないのですが、

黒漆以外の色は個人的な嗜好・イメージなど個々の感性によって

とらえ方に大きな相違が生じやすい為に、

ご面倒でもサンプル等でご確認いただく作業をしております。

 

また、漆塗のサンプルご提示においても注意しなければならないのは、

漆の塗りたてと塗ってから時間が過ぎた物とでは、

色の発色具合が違っている点です。

漆は徐々に色が変化してきます!

漆塗は時間の経過とともに色が変色してくる点を

しっかりお伝えする事をしなければなりません。

ですから、サンプルでご確認いただいても、塗りあがってきたら

〝サンプルと比較して黒っぽい(暗い)〟といった感想をおもちになられやすいです。

 

漆器従事者にとっては当たり前と思える事でも、

トラブルを回避するためには〝事前説明〟はとても大事な作業です。

投稿者:

市橋 啓一

株式会社 遊器屋は株式会社末広漆器の製品デザイン・商品企画・製品販売会社とし2016年9月に設立した会社です。

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